まずは・・・
秋田県立美術館ってどこにあるかしってますか?
コンナ質問をしたら、秋田市在住の方に叱られてしまうかもしれませんが・・・
アトリオン? それは「秋田市立千秋美術館」デス。
横手市ふるさと村? それは「秋田県立近代美術館」デスヨ。
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秋田県立美術館は 秋田市の先週公園入り口にある、ちょっとユニークな建造物。
平野政吉美術館と併設されているんです。
広小路側から見るとお堀の向こうの木立の隙間からのぞく双曲線を描く屋根・・・
秋田市の中心地にありながら
敷地に一歩踏み入れると、街の雑踏から切り離された穏やかな空間が広がります。
昭和42年に建築されたそうですが、古さを感じさせない斬新なデザイン。
千秋公園の森の中にひっそりと佇んでいる決して大きくはない美術館ですが、
県外ファンが多い事からも藤田嗣治の人気の高さが伺えます。
展示品の目玉はなんといっても
藤田嗣治 作 大壁画の 《秋田の行事》ですよね。
縦3.65m×横20.50mの超ドデカサイズです!圧巻です!
見る位置によって、それぞれの描写が活き活きと浮かび上がってきます。
この絵を下絵を描かずにたった15日間で製作したというのが驚きです。
また、この大壁画を描くことになったきっかけは
この美術館の名前にもなっている秋田の名士:平野政吉と
巨匠:藤田嗣治の間で『男の勝負!?』だったとか・・・
何があったのか興味がある方は、ご自分で調べてみると面白いかもです(^^
私は絵画や美術のことはまったくわからないのですが
たまにゆったりした気持ちで美術館に赴くのもイイモノダナと感じられるようになってきました♪
もちろん、秋田の行事以外の作品も目を見張るものがたくさん展示されています。
私的には、
あの「ゴッホ」が描いた作品や
藤田嗣治 作の四十雀より リトグラフ作品いろいろ
「ゴヤ」の闘牛技 銅版34枚組?
などなど興味をソソラレました^^
まぁ、感性は人それぞれですから^^;
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最近では、秋田市中心市街地の日赤・婦人会館跡地再開発事業の目玉施設として
新県立美術館として移転する計画について議論を呼んでいるというニュースも耳にします。
この《秋田の行事》のために設計されたこの美術館は
屋根の形状や自然光の採光方法についても藤田嗣治本人の指導に縁るものなのだそうで
美術館自体も、藤田作品のとなっているのでしょう。
秋田の風景の一部になっている美術館がなくなるのはとっても惜しい気持ちになります。
耐震性能などの問題もあるようですが、
みんなが笑顔になる良い解決方法が見つかると良いですね(*^-^)
推進課 小野寺