3月11日の巨大地震に遭遇した時には、やっぱり日本という島国は、地震国で災害も繰り返し多い国なんだなあと改めて感じさせられました。それは、長い歴史の中にも読み取れるといいます。歴史は繰り返されるというわけです。
江戸時代の寛永・享保・天明・天保の4回の大飢饉は、40年~50年の間隔で起きていたそうです、これは激しい気象変化があって起こったといわれています。特に、1642年の寛永の大飢饉の時には、まず、牛疫と呼ばれる牛の病気がはやります、現在の口蹄疫と同じ、くウイルスが原因でです、それに続いて大きな噴火が起こりました、そのために噴火が日本の北の地方の空を覆い、翌年には異常気象、さらに冷夏で本格的な飢饉に見舞われたといわれています。
それに照らし合わせてみると、なんということだろうか、2010年に宮崎県で起きた口蹄疫、2011年の新燃岳の噴火と続き、今回のこの大地震と津波の被害の一連は、寛永の時代と重なり合う感じがします。偶然ではないような気さえしてきます。
私たちは、過去の経験や歴史から学ぶことが大事だということを思い知らされた災害でもありました、温故知新、古きをたずねて新しきを知るということでしょうか。
佐々木