10月25日付の秋田魁新聞で今村友紀さんが「クリスタル・ヴァリーに降りそそぐ灰」という小説で文芸賞を受賞したという記事が載っていました。彼は、秋田市出身で、本名は、石井大地さんです。
私が、彼を初めて知ったのは、8年前のNHK教育テレビ「真剣10代しゃべり場」という番組でした。
彼はまだ秋田から上京したばかりの高校生で、初々しい姿が印象的でした。
でも、当時から他の著名人たちと混ざって物おじしない堂々とした話しぶりで、大物のへんりんをかいまみることができました。
彼は、秋田大学付属中学校から東京の開成高等学校に入り、現役で東京大学の理三に合格した頭脳の持ち主です。
何年か前には、教育書を数冊出版していて、ちょうど、明徳館で見つけ読んだことがあります。
自分の生いたちや、家庭環境、勉強のし方など多面から自己分析をしたとてもためになる本でした。
医師をめざしていると思っていたのですが、作家としてデビユーしたという今回の記事を見て少々驚きました。
しかし、どんな道に進んでも、天才は、卒なくこなすものですね。皆さんも、読書の秋の夜長に、この本を読んでみてはどうでしょうか!
佐々木