職員日記

電気火災の予防について

寒中お見舞い申し上げます!

 

毎日寒い日が続いていますね。

朝晩、雪掻きに追われている方も多いと思います。

今年も豪雪の影が見え隠れしていますが

昨年の教訓により、雪下ろし等早めの対応をされている方がほとんどだと思います。

災害予防のひとつとして、『自分できる対策はきちんとしておきましょう!』ですよね♪

 

そこで、火災共済の一職員として

今回は、家庭における電気設備関連の火災事故予防について触れたいと思います!!

 

なぜ、電気設備なのかといいますと

ここ近年の火災原因の上位が

 

放火

コンロの使用ミス(火の止め忘れとか)

ストーブ等の使用ミス

たばこの火の不始末

電気設備・器具による火災

 

となっており(最新版消防白書をチラ見しました)、

放火は論外ですが、コンロやストーブ、タバコの火の不始末も

その都度気をつければ防げるけれど

電気設備・器具による火災要因には、さまざまなケースがあり、

自分の知らないところで火種を育んで?いる可能性があるからです。

 

電気による火災と聞くと『漏電』と思われがちですが

実は、コンセントの不具合や使い方に問題があり出火することのほうが多いようです。

 

 

1.コンセントにおける不具合(電気回路接続箇所による発熱火災)

・トラッキング現象

これは皆さんご存知と思いますが、コンセント付近が埃まみれになっている状態で

室内の湿気が高くなったり結露が生じたりすると

埃にも電気が通りやすくなり、ショートで火花が生じて火災が発生してしまいます。

恐ろしい現象です・・・

 

・電気製品のプラグの足?の部分が緩んで発熱してしまう現象

緩んでいる=電気がちゃんと流れない⇒接触抵抗が大きくなって発熱!!!

頻繁に抜き差しをしている箇所は特に注意ですね!

緩んだ状態で使用していると、コンセントやプラグまで熱で溶けてしまいます!!

なので、差し込んだとき緩んでグラグラしてたり、発熱している状態になっていないか

たまにチェックしてみてください。

(自分もコンセントとプラグが発熱のために溶けて一体化して、あわや火災か!ってのを見たことがあります)

 

・プラグをコンセントにちゃんと差し込まない

中途半端な状態で差し込んでいると、上記と同じように接触抵抗が大きくなって発熱してしまうそうです!

気をつけましょう!!

 

 

2.延長コードの使い方

・細いビニールコード(延長コード)を大電流を使用する電気製品(エアコンやホットプレートなど)には使用しない!

・ぐるぐる巻きや束ねた状態のまま使用しない!

電線が発熱して絶縁物が変形してショート(短絡)して火災に至ることがあります。

大電流を使用する電気製品の場合は専用のコンセント(200V用)を利用し、延長コードを使用する場合は太い電線のコードを使用しましょう。

 

・延長コードの上に重量物を置かない!

・鋭利な刃物を付近に置かない!

・延長コードを壁や床などにステップルなどで止めない!

 電線がつぶれて変形したり、断線したりしてショート(短絡)して火災に至ることがあります!!

 

 

ほかにもイロイロあるのでしょうが

一般家庭で自分で予防できそうな内容を挙げてみました。

私自身、トラッキング現象は知っていたけれど

ホットプレートなど電気製品を使用する場合のコンセントや

コードをステップルで止めちゃいけないとか

初めて知ったこともありました。

 

冬は火災の多い時期ですし、万が一火災になってしまうと

大切な財産や思い出が全て灰になってしまいます。

とても恐ろしいことなので、これからは『コマメにチェック!』で一人一人が気をつけて火災のない一年になりますように!!!

 

 

業務部 小野寺

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このページは、管理者が2012年01月13日に書いたブログ記事です。

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