1960年代後半に一世風びをした、ザ・フォーク・クルセダース、そのメンバーの一人である北山修は、当時、医学部の学生でした。解散後、大学に戻り、精神医学の医者になったことは、私たちの世代にとっては、周知のことです。なつかしい青春の一こまでした。(若い人にはなじみがないかもしれないですが・・・)。
彼が精神障害などの研究をしている中で「生まれてから5年間、子供にテレビを見せない運動」に取り組んできたと言う記事を目にしました。現代社会の中で幼児たちは、本当の人間や花からなどの現実からだはなく、テレビジョンによって教育されているため、幼児自身の体験、つまり自分で何かをすると言う体験を失いつつあるのではないかと言うのです。人間の性格の大部分が、その基本的構造を5歳までに完成させると言う点から、生まれて5年間だけ、ちょっとテレビを切ってテレビの影響をなくそうというものです。
私にはもう手おくれとなってしまいましたが、これから子供を育てる若い方は、参考にしてみて下さい。 社会にとって本当に必要な新しい子供に育つことでしょう。
佐々木