以前、千秋公園にある茶室「宣庵」で座禅の会があり、参加したことがありました。千秋公園には何度も訪れてはいましたが、茶室には初めて入りました。この茶室は、昭和28年に建設されたものだそうです。庭には、船形の手水鉢があり、文禄の役の際に加藤清正が朝鮮から持ち帰り、大阪城内にあったものを石田三成のはからいで佐竹家に贈られたと言う由緒あるものだと言う説明を受けました。
座禅は、儀式にのっとり進められ、20分位続けられました。静寂の中、夏の涼やかな風が茶室に入り、蝉の鳴き声を聞きながら、日常では味わえない時間を過ごすことができ、そして少し悟りの境地に至ったような気分にひたることができました。また、最後には、茶室で抹茶を頂き、わびさびを体験した一日でした。
佐々木