9月9日ロンドンパラリンピックが閉会しました。日本選手団の成績は金メダル5個、銀メダル5個、銅メダル6個という結果でした。各メディアで報道されたメダリストの表情がとても明るく印象的でした。
私の注目選手は車イステニスの国枝慎吾選手です。男子シングルスで北京パラリンピックに続く金メダルを獲得し、史上初のパラリンピック2連覇を達成しました。
国枝選手は車イステニスにおいて史上最強の呼び声も高く、男子世界メジャー大会の最多勝記録やシングルス100連勝、年間グランドスラムなどの記録を打ち立てました。また、日本人として初めての車イステニスのプロ選手になった人でもあります(ユニクロ・ダンロップと契約してます)。
そんな国枝選手ですが、今年の2月に利き腕の肘の手術をし、4月の時点では柔らかいスポンジボールでの練習しかできない状態だったそうです。前哨戦では世界ランキング1位のライバル選手にあと1ポイントで勝利というところから逆転で敗北を喫するなど、決して万全といえる状態ではありませんでした。
国枝選手は手術をした日から毎日パラリンピックで優勝する瞬間をイメージして、ポジティブな気持ちを持ち続けるようにしたそうです。その甲斐あってか実際の試合ではベストパフォーマンスを発揮し、見事優勝を飾ったそうです。国枝選手の立ち向かう姿勢や思いの強さにただただすごいなと思わされたところでした。
総務 柴 田